「“PlayStation 3”のある生活(仮称)」 「〜PS3の旬(?)〜 2009.09.25」 |
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夏が過ぎて、涼しくなると、いよいよ“PlayStation 3”(「プレイステーション 3」、以下“PS3”)の季節が始まります(?)。
発熱量が多い高性能なコンピュータを比較的小さな筐体(きょうたい)に収めたPS3は、気温が高い季節には向きません。
仕様上の動作環境温度は5度〜35度となっていますが、推奨されるのはもっと狭い範囲でしょう。
高い温度の中で使用すると、PS3自体に負担がかかるのはもちろんですが、排熱ファン(冷却ファン)が高速で回転して非常に大きな音を発します。
排熱ファンの回転が最高速に達したときの音は、まるでヘア・ドライヤーのようで、騒音としか言えません。
逆に周りの温度が低く風通しが良ければ、PS3は静かで、快適に使用することができます。 PS3の排熱ファンは、内部の温度に応じて、回転速度がきめ細かく制御されているようで、音の大きさは一定ではありません。 内部の温度が低いときは、排熱ファンの回転速度はゆっくりで、音も静かですが、温度が高くなれば、回転速度が速くなり、音は大きくなります。 音の発生源という意味では、排熱ファン以外にも、PS3はハードディスクドライブ(以下「HDD」)やBlu-rayドライブを内蔵していますが、予想以上に静かですので、ほとんど気になりません。 排熱ファンの回転速度が何段階あるのか疑問に思い、最高速に達するような気温が高い時期に、何度か回転音の変化を聞き取って数えましたところ12段階あるようでした。 しかし、本当に12段階で制御しているのかは確信が持てません。 排熱ファンの回転速度を実際に何段階で制御しているのかは公表されていないようですので、ここではあえて言及しないことにいたします。 前述の通り、排熱ファンが発する音の大きさは、その回転速度に比例します。 音の大きさは環境に左右されますので、あくまでも感覚的なものですが、PS3の排熱ファンが発する音の大きさを回転速度で分類すれば、最低速度、低速度域、中速度域、高速度域、最高速度の5つぐらいに分けられるでしょうか。 最低速度のときは非常に静かで、環境によっては耳をすまさなければ分からないほどです。 この状態がずっと続けば理想的ですが、残念ながらそうは行かないようで、内部温度の上昇に伴い、排熱ファンが発する音も次第に大きくなります。 PS3本体から1mほど離れヘッドホンをしている状況では中速度域ぐらいまでは、あまり気になりません。 高速度域に入ると、ヘッドホンをしていても耳に入ってきますが、許容範囲です。 しかし、最高速度では冒頭にも書きましたが、非常に大きな音で、ヘッドホンから聞こえてくる音を邪魔する勢いです。 室温30度では、通常20分〜30分、場合によっては10分程度で排熱ファンの回転が最高速度に達してしまいます。 28度ですと、負荷によっては最高速度に達しないこともありますが、常にというわけではありません。 排熱ファンの回転が最高速度に達するのを防ぐには、経験上、室温を25度以下に抑える必要がありそうです。 26度あるいは27度では不可能というわけではありませんが、使用するソフトウェアなど不確定要素もありますので、少し余裕を持って25度と考えています。 CPUの“Cell Broadband Engine”やGPUの“RSX”など基板上の部品は温度が低いほど良いでしょうが、HDDやBlu-rayドライブなどはある程度の温度がないと動作に支障の出る恐れがあります。 総合的に判断いたしますと、PS3の(私が考える非公式)推奨動作環境温度は15度〜25度、より騒音を抑えるならばさらに厳しく15度〜20度でしょうか。 そういう意味では、PS3の旬は冬かも知れません…。 発熱量が大幅に減った“CECH-2000A”以降の新型(“CECH-2000”シリーズ、“CECH-2100”シリーズ、“CECH-2500”シリーズ)ならば、推奨される動作環境温度の範囲が広がり、旬の期間もきっと長くなっていることでしょう。
〜 関連リンク 〜
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